A fragment of light 2

日々の日常の中の小さな光のカケラを集めてゆる~く綴っていけたらいいな。不定期なゆるゆる日記です。

元気!元気!!

今までの私の人生において大きな地震には何度か遭遇している。

初めての地震はあまりに子供すぎて覚えていなくて

2度目は実家の札幌市手稲区に一人で住んでる時で奥尻津波に飲まれた時

札幌はそれほどの被害もなくただ一人ってことに若干の不安を覚えつつ

ラジオで奥尻町長の悲惨な町の様子が伝えられて夜中に怯えていた記憶

 

そして今回、真夜中に大きな揺れとともにスマホの大きな警報音に起こされた

最近の地震は警報音がなるせいで怖さ倍増だ!!

揺れはしばらく続いたもののベッドの上で半分寝ていたため冷静な判断とかじゃなく

ただそこにいるしかないって感じでスマホを握って呆然としていた

 

揺れが治まって、暗やみの中トイレに行った後

電気をつけてあたりを見回すも倒れているものも何もなし

よし、このくらいなら両親やおばちゃんもだいじょうぶだろう。と思いつつ

あ、、そうだテレビで情報見なくちゃ…

とあわててテレビをつけて震度6の地域があったことを確認してるうちの停電

 

あー、さすがに真っ暗闇になるとちょっと不安な気分になるよ…

 

するとLINEがぴろ〜んとやってきた

この間、高校時代の友達とあった時にようやくスマホを持ち始めた同級生6人でグループを組んだばかりだった

新鮮さも手伝って、ちょこちょこやりとりしてたから

みんな大丈夫?って第一報

停電の中、少しの冗談と安否確認

こうゆうのが意外と心を落ち着かすものなんだよね。

 

その後眠れずにいると北海道全域で停電がおきてるとSNSで確認できた。朝の4時ごろから会社のみんなから停電情報が続々と届いてきたんで、こりゃしばらくかかりそうか…って判断して朝の5時に自宅待機の連絡を会社のグループLINEにいれてほっとしつつもやはり眠れない…まぁ、そりゃそうか…

 

あれだよね。こんなとき、こうしてSNSで繋がってるっていう安心感はほんとありがたいっ!

 

さてさて、停電もいつ復旧するかわからない。スマホも充電池で充電しなおして、家族やおばちゃんと連絡をとり、その後いろんな人たちからの心配の連絡をもらい…

 

んーっと、あれ?社長どうした??

LINEの既読もつかないぞ?死んだか?
…と思っているとようやくの連絡

 

『なんか、ちょっと夜中ゆれたね〜。っていうか水でないんだけど!!マンションのブレーカー落ちてるから水でないし!!』とか意味不明なことを今頃言ってる…

なんでもぐっすり寝てたらしく、北海道の地震も北海道全域の停電も気づいてない模様…ブレーカーなんてどこも落ちてませんから!

あー、こんな肝の据わった社長だからいいんだねっ!!きっとそうだねっ!!

その後、私にしこたま怒られ会社の様子を見に行ったらしい

いや、私、社長の許可なんか待たずに自宅待機にしてありますからね。

 

そんなこんなで停電初日を迎えたわけです。

実家に帰るって選択肢もあったのだけれど、なんせ信号も止まってるからね。

ここはじっと家におこもりしてるのが賢明なわけよ。

 

割と普段から慎重な性格の持ち主なので

ある程度の乾麺や缶詰は保管してあるし、冷蔵庫の中のものも1日程度は大丈夫だし

一人暮らしの割にカセットのガスボンベは4本もある。

水は出ている。うん、食べ物に苦労はなさそう。

アロマオイルを炊くためのキャンドルは10個以上あるし、キャンドルホルダーは3つもある。そもそもLEDのランタンを1000円で買って電池もしっかり入れてある。

ベッドの枕元にはキスマイのペンライト。

うむ、完璧。

…とはいかず、何かあったときのためのラジオにさっそく電池を入れたら音が鳴らず

経年劣化で壊れていたようでそっとゴミ箱に捨てました…

 

そんなわけで、10時ちかくなってくるとさすがに通信も弱くなってきて

ほとんどネットも動かない

電話も通じにくくなってきた。

通じるうちに伝えられる情報を親やおばちゃんに伝える

停電は道内規模で長引くことが予想されること。通信はあと数時間でつかえなくなること。水は飲み水くらいはとっておくこと。(お風呂の水はためておくタイプの家族)

 

さーて、ラジオもテレビもネットもない。(オラこんな村いやだ…♪)

国道からの時折の救急車のサイレンの音と交通整理をしてくれてる警察官の笛の音。

それだけ。

掃除機も洗濯機も使えない。さて、何をしたものか…

 

というわけでトイレ掃除を始める。すぐ終わる。

本を読む。すぐ飽きる。

庭掃除。めんどくさい。

あ!そうだ。毛糸のスクリーマーズつくろーっと。

ま、そんなんで震災記念のチェリーマウンテンが出来上がりました。

 

どんな震災がおきても

人はみんなできる努力をするし助け合う

まだまだ大変な人がたくさんいるって考えると

今の私の状況は本当に幸せでありがたい

ただあたたかいコーヒーが飲めるってことだけでも

あたりまえじゃないんだなって気付かせてくれる

早く日本の全体が元気になりますように…

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